積立NISAでおすすめ銘柄
こんにちは。
今回は積立NISAで選ぶべきおすすめ銘柄を紹介します。
結論、それは『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』です。
結論は上記のとおりですが、なぜこの『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』が良いのか。
銘柄の選び方を交えて解説していきます。
この記事を最後まで読めば、迷わずに銘柄を選ぶことができるようになっているはずです。
なぜeMAXIS Slim 全世界株式か
銘柄を選ぶ際に満たすべき条件に当てはまっているから です。
銘柄を選ぶ際に満たすべき条件とは下記のとおりです。
条件
- 全世界に投資できる銘柄であること
- 信託報酬(手数料)が安い銘柄であること
- 純資産総額が年々増えていっている銘柄であること
全世界に投資できる銘柄であること
これはノーベル賞に選ばれたほど認められた王道の投資手法です。
ウィリアム・F・シャープという方が「資産運用の安全性を高めるための一般理論形成」にてノーベル経済学賞受賞。
詳しくは触れませんが、簡単に言うと『リスクが同じであれば全世界に投資したほうが期待値が高いよ』という理論です。
これを一本の銘柄で実施できるのが全世界株式というわけです。
信託報酬(手数料)が安い銘柄であること
積立NISAを実施する上で、銘柄を買う場合手数料を払うことになります。
証券会社はこれで儲けているので当然ですね。
その中でも、購入する銘柄により手数料は違います。
下の画像は楽天証券で人気順に並べたものです。赤枠が手数料の欄です。
今回勧めているeMAXIS Slim 全世界株式は0.1144%になっています。
これより安いものは、1位にあるeMAXISSlim米国株式(S&P500)とeMAXISSlim先進国株式インデックスのみになっています。
これは名前の通り、先に挙げた全世界を対象にするものではないので、条件を満たしません。
先ほどの「全世界を対象にする」という条件を満たすものは、楽天・全世界株式インデックス・ファンドですが、これは手数料0.212%となっており、eMAXIS Slimオールカントリーに比べて2倍ほど手数料がかかっています。
なぜこれほどまでに手数料が安いのかというと、eMAXIS Slimがそういうコンセプトで作られているからです。
eMAXIS Slimは業界最低手数料を目指し続けると銘打っており、実績もあります。
2018年から登場した銘柄にもかかわらず、すでに2度の手数料の値下げを行っており、今後も手数料が減っていくことが期待できます。
「じゃあこの手数料どのぐらい影響を与えるの?」という話ですが、例えばよくある信託報酬1%のものと比べると20年後に25%以上の差が生まれます。
金額で言うと、例えば毎月3万円の積立で年利5%で運用できたとすると約100万円の差が生まれます。
かなり大きくないでしょうか?
手数料がすでに低く、これからも低くなることが期待できるeMAXIS Slimシリーズがおすすめです。
純資産総額が年々増えていっている銘柄であること
銘柄を選ぶ際に、下の画像のように純資産という欄があります。
これがなにかというと、簡単に言えばその銘柄(ファンド)の儲けのようなものです。
ファンドの利益は先ほど説明した信託報酬(手数料)です。
純資産総額が多いほど、そのファンドの解散の危機が少なくなります。
そして、これが右肩あがりに増えていっているものを選びましょう。
下画像はeMAXIS Slim全世界株式のグラフです。
ここで注目するのは黄緑色の一番下でぬりつぶされているグラフです。
どんどん増えていることが分かるかと思います。
といっても純資産総額はそこまで気にする必要はないのですが、右肩下がりになっているようなものは避けるのが無難です。
上記を満たすのがeMAXIS Slim全世界株式です!
ここまで3つの条件に関して詳しく説明してきましたが、これを最も満たしているといえるのが『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』です。
次点でいえば、楽天・全世界株式インデックス・ファンドがありますが、やはり手数料の違いが気になります。
初心者の方が積立NISAを始めるのであれば、eMAXIS Slim全世界株式一本に絞ってOKです。
まずは、eMAXIS Slim全世界株式一本で初めて、投資の勉強をしたりして自信がついてから別のものに手を出しても構わないと思います。
銘柄に迷っているのであれば、eMAXIS Slim全世界株式をまずは購入してみましょう!