積立NISAのデメリットとしてよく挙げられているのが以下の5点です。
デメリット
① 非課税枠(上限額)が少ない
② 投資できる商品が限定されている
③ 損益通算・繰り越し控除ができない
④ 所得控除になるわけではない
⑤ 元本割れリスクあり
それぞれ開設していくのですが、私としてはデメリットとなるのは⑤ 元本割れリスクあり のみだと考えています。
なぜそう思うのかを解説していきます。
前提条件 投資初心者であること
私が上記のほとんどをデメリットと感じない理由には前提条件があります。
それは投資初心者であるということです。
積立NISAは、もちろん投資に長く携わっている方も利用可能な制度です。
ですが、制度の意図としては『投資初心者の方に将来のために貯蓄より積立投資を』というのを強く感じています、
投資初心者の方を対象にするのであれば、先ほど挙げた6つのデメリットは、ほとんどデメリットにはなりません。
デメリット① 非課税枠が少ない(40万円)
積立NISAの非課税枠は年間40万円分と一般NISAの120万円に比べて少ないです。
また、投資といえば何千万円も運用する必要があるイメージがあります。
それに対して『少ない』というのが、このデメリット①なのですが、投資初心者の方がそんなに大金を運用しますか?
年間40万円、1か月あたり33,000円ずつまで。というのは投資初心者の方にちょうどいい制限だと思います。
一般NISAのように、例えば年間120万円1か月10万円までとして、毎月無理して10万円積立しまうほうが危険だと考えます。
それこそ大暴落が来たときにメンタルが持たないでしょう。
年間40万円という額は投資初心者にちょうどいい額と言って良いでしょう。
デメリット② 投資できる商品が限定されている
これもよく言われているデメリットです。
例えば、私がよくおすすめしている楽天証券だと2020年現在163種類になっています。
ただ、そんなに多くの選択肢が必要ですか?
163種類ですよ?私的には十分じゃないかと思いますね。
逆に1万種類とかあったら、どれにするか迷いませんか?逆に絞ってくれていて良心的だと感じます。
③ 損益通算・繰り越し控除ができない
これも投資を長くされている方には重要かもしれませんが、初心者ないし積立NISAしかやるつもりのない人には関係のない事項です。
デメリットの内容としては、簡単に言うと「もし1年を通して損失が出た場合、来年にその損失を持ち越せる」みたいな内容です。
他に投資案件がない場合は無縁と考えて良いでしょう。
④ 所得控除になるわけではない
これは『iDeCo』という別の制度を利用していると分かりやすいのですが、積立を行っても税金は所得税は安くなりませんよということです。
『当たり前じゃん』っと思った方もいるかもしれませんが、先ほどあげた『iDeCo』は全額所得控除になるので、所得税や住民税が安くなるのです。
これもデメリットというか、そういう他の制度にはあるメリットがないですよ。というだけでデメリットには私は感じません。
⑤ 元本割れリスクあり
これは確かにデメリットとしてあげてもいいかなと思います。
いくら積立NISAが、過去のデータ上勝率100%だといっても未来は分かりません。
またコロナみたいなウイルスが出てきて、20年間経済を衰えさせる可能性だってあります。
これは投資をする上で避けては通れない道です。
私としては、これは積立NISAのデメリットというよりも投資をする上でのデメリット。と考えています。
積立NISAは確かに勝率は高いと思われるが、元本割れの可能性は0.01%とかあるんだよ。ということを理解してください。
そういう意味で挙げられているデメリットだと考えています。
まとめ デメリットは受け入れて実施すべき
積立NISAでよくあげられているデメリットなんて、ほとんどデメリットではありません。
絶対に利用すべき制度です。
何度も書いていますが、積立は始めるのが早いほど有利ですし、積立NISAの制度は2037年までと現在のところ定められています。
積立NISAについて早く勉強して、納得して。なるべく早く積立を始めて行けるようにしましょう!
おすすめは楽天証券です!