今日はよく質問のある「iTunesで表示されるiPhoneの最大容量が違う理由」について書いていきたいと思います。
iTunesで表示されるiPhoneの最大容量が違う理由
現象
iPhoneをiTunesに繋ぐと表示される「最大容量」の項目がiPhoneの機種容量よりも低く表示される。というものです。
下記の写真はiPhone SEの128GBを繋いだ時のものです。表示が119GBとなっており、9GBほど少ない状態になっています。
表示されている容量は正しい
128GBを買ったはずなのに119GBになっている!詐欺だ!というわけではなくて、実はこの119GBというのは正しい内容を表示しています。
低く表示される理由
低く表示されている理由としては、1KBの扱いの違いが原因です。
どういうことかを特に情報工学の分野について知識のない方でも分かるように説明します。
最初にあった『128GB』のGBはギガバイトと読みます。意味としてはB(バイト)のG(10億倍)という意味です。
その他MB,KBというのもあり、それぞれメガバイト、キロバイトと読みます。M(メガ)は100万倍、K(キロ)は1000倍という意味です。
単位 | 読み方 | 意味 |
GB | ギガバイト | バイトの10億倍 |
MB | メガバイト | バイトの100万倍 |
KB | キロバイト | バイトの1000倍 |
つまり128GBは128,000,000,000B(1280億バイト)となります。
この前提知識を持って、先述した1KBの違いについて説明をします。
1KBは1バイトの1000倍という意味なので、一般的には1KB = 1000Bです。
しかし、Windowsの世界では1KB = 1024Bとして扱われます。
なぜこのように扱うのかという説明はここでは割愛しますが、簡単に言うとその方が都合が良かったからです。
ここで話を戻して、一番最初の128GBについて考えます。
私たちが計算する場合は、128GB = 128,000MB = 128,000,000KB = 128,000,000,000B(1280億バイト)です。1000倍していけばいいので簡単ですね。
しかし、この要領をもつiPhoneをWindowsのiTunesに繋いだ場合
Windows『おっ128,000,000,000バイトの容量の端末が来たな。このままだと桁数が長いから短くしてやろう。じゃあ1024で割って…125,000,000か。まだ長いな…もっかい1024で割って122,070か…まだ長い!もう一回1024で割って119!これでよし!3回割ったからGBだな。119GBと表示と…』
という処理がされて表示されてしまいます。
ここで出てきましたね119GB。
そうです、一番最初に出てきた119GBはこのような処理がされて出てきていたのです。
以下にその他の容量のiPhoneを繋いだ場合の表示容量を記します。
記載容量 | 表示容量(約) |
64GB | 59.6GB |
128GB | 119.2GB |
256GB | 238.4GB |
512GB | 476.8GB |
表示が違うが問題なし?
問題ありません。
メーカーは128GBをちゃんと用意しています。
単純にWindowsの端末に繋いだため、特殊な処理がされて低く表示されてしまっているだけです。
特に損をしたり騙されたり、訳の分からないデータが容量を取っている。というわけではないので安心してください。
